伝統を知ろう

伝統を知ろう

五月人形/端午の節句

Published on 2021/05/03


午の節句の歴史

5月5日は「端午の節句」です。「菖蒲の節句」「あやめの節句」とも言われます。
奈良時代ごろ中国から日本に伝わり、平安時代には宮廷行事として広まった「端午の節句」。
中国では、端午は野に出て薬草を摘んだり野遊びが行われる日で、ヨモギを編んで作った人形を飾り、
菖蒲酒を飲むという、病気・災厄を祓う目的の行事として行われていました。
厄除け神事から男子のお祝い行事に変化してきたのは、鎌倉時代以降。武士の時代になってからです。

月人形とのつながり


鎌倉時代の武家社会の風習が基になっています。
鎌倉時代に武家文化ヘと移り変わるにつれて端午の節句は徐々にすたれてきたのですが、当時武士の間で「武を尊ぶ気風」が強かったため、「尚武(しょうぶ=武を尊ぶ意味)」と菖蒲をかけて、端午の節句を尚武の日として盛大に祝うようになりました。やがて、江戸時代になると5月5日は徳川幕府の重要な式日と定められ、大名や旗本が式服で江戸城へ参内し将軍にお祝いを奉じるようになりました。武家で 男の子の誕生を祝い、鎧、兜、武者人形などを室内に飾り、幟旗を外に飾ることが定着するようになっていきました。

 


鎧・兜選びのポイント

五月人形の中心となる鎧や兜は、正面から見ただけでは、
高級品か普通品かの見分けはなかなかつきにくいものです。

裏側を見ると、高級品ほど手仕上げの様子がよくわかります。
五月人形を買うにはもちろんお店に行って実物を見て
購入されるのが理想です。
パソコンの画面上やカタログでは、
色の調和が現物とは微妙に違ってくるからです。

月人形の飾り種類

マンションやアパートなどでも飾り付け・収納のしやすい人気のコンパクトサイズのミニ兜飾りから、
本格的な鎧飾りまで、
様々なタイプの五月人形を販売しております。
五月人形の中でも定番な飾り方が平飾りとなっており、価格・種類・大きさ
によって自由に選ぶことができます。
平飾り、段飾り、収納式、着用飾り、ケース入りと、様々な飾り方をご用意しております。 
一般的に長男の初節句には鎧を飾ることが多く、次男や三男は兜を飾る傾向にあります。

 


月人形飾る期間

男の子が産まれて初めて初節句での五月人形ですが、
できるだけ早くから長い期間、飾ってあげたいものです。
決まりはありませんが、3月後半から4月中旬くらいがよいでしょう。
初節句の場合、早くから五月人形を飾っていただくのもよいと思います。
五月人形は2月くらいから販売が開始されます。
人気のある物は早く売り切れてしまうので、
注文はお早めに済ませた方が賢明です。

 


鯉のぼり

日本ではもともと、男の子が生まれたことを神様に知らせる「目印」として、玄関前に「のぼり」を立てる風習がありました。
鯉は古くから 「鯉の滝のぼり」といわれ、威勢がよく、
男の子の立身出世のシンボルとされていました。困難があっても
鯉のように立ち向って成功をおさめるようにという願いを
こめて外に、外飾としてこいのぼりを飾ります。

 


武者人形(こども大将)

武将や金太郎のように伝説上の人物をモデル
として作られているのが、武者人形です。
災厄の身代わりとしてだけではなく、男らしく成長してほしいという願いを込めて飾ります。
お祝い人形なので一年中飾れます。
また、五月人形五と一緒に飾っていただくとより華やかになります。

 


人形の天神屋オンラインショップはこちら

BACK 一覧に戻る